御異見番

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中国人の団体旅行客

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この手の体験記にありがちな、中国人を偏見で見る日本人よくない。 的な結論になっているが、自分にはこの一度しかない体験でも、観光地の人たちは毎日いろいろな中国人の相手をしていて、自分たちはそのうちのごく一部ということを理解しているのだろうか。

 

自分たちは何年も日本に住んでいて日本の風習も理解しているのだ。だからひとくくりにするなというのだが、

1.そんなこと観光地の人たちが見た目でわかるわけがない。

2.日本の風習を理解していると思っているのは自分だけ。自分の体臭はわからない。

といったことがあるので、中国人だからといった対応になるのは当然である。

 

『伊豆は観光地なので、中国からの団体旅行客も大勢やって来る。習慣が違ううえ、外国旅行に慣れていない団体旅行客との間で何かトラブルがあり、そうした積み重ねがこうした対応につながった可能性はある。』

 

と一応述べてはいるので、相手の立場で考えられてもいるようであるが、可能性はあるではなくて、理由はそれ一択である。

 

不特定多数を相手にする商売の場合、相手の素性を素早く見抜いて行動を予測し、トラブルを未然に防ぐのは必須の技能である。

トラブルを起こしていないのに注意されたのではなく、機先を制して注意したからトラブルを起こさなかったのではないのか。

 

ボーリングの件に至っては、人種分け隔てなくしっかり注意できているということは、国籍云々ではなく、もとより雑な態度の多い、トラブルの匂いのする団体だったのかもしれない。

 

人の態度にいちゃもん付けるまえに、我が身を振り返ってみてはどうか。

自らの態度を冷静に振り返るというのは、かなり高度な理性が要求される。

中国人に一番足りないものは、そういった自省の念であろう。