御異見番

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ウクライナ侵攻の考え方

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とにかく先に侵攻したロシアが悪い悪いというのは簡単だが、これから戦争を収束させるためには、ロシアと交渉しなければならない。

その時に相手が何を考えていて何を望んでいるかを把握して、お互いの妥協点を探るのが、交渉の王道であろう。

そこに攻めた攻められたの感情論はあまり挟まない方がよい。

 

今回のロシアの心境について、逆キューバ危機やロシアとウクライナの兄弟国ともいうべき関係性から紐解く言説は多いが、日本人にとっては京都と東京になぞらえる整理が馴染みやすいのではないか。

 

今のロシアとウクライナの源流はキエフ公国になるが、この首都がキエフである。その後キエフ公国はモンゴル帝国に敗れ、キエフも失われるが、モスクワは生き残り、そこを拠点としたロシア人はその後キエフを奪還する。

いうなれば、旧都キエフと新都モスクワであり、その点だけを見れば京都と東京の関係に近しい関係と言えよう。

 

そんな経緯もあり、ロシアとウクライナは兄弟国と言われるわけであるが、今回の直接の引き金はウクライナNATO加盟問題である。

ロシアから見れば、同じ国を祖とする同じ民族のはずが、タレント大統領にそそのかされて寝返り、敵の同盟に与しようとしているわけである。

言うなれば、小室某が京都御所に入り、小室王朝を宣言して舞鶴にロシア艦を引き入れ、ロシアの後ろ盾を得て独立しようというようなものではないか。

そんな事態になれば、世界中が何と言おうが、東京人の99%は小室討つべしとなろう。

京都人は気でも触れたか、もしくは内心あり得ないと思っているはず。と考えるのではないか。

 

実際大半のロシア人の心境もそんなものではないか。

従って当初はちょっと怒っているところを見せれば、ウクライナ人はキエフへの道を開けると思っていたのではないか。圧倒的戦力差で数日で片付くと甘く見ていたのではなく、ガツンとやれば眼を覚ますと思っていたのではないか。

確かに、京都人が小室王朝を崇め奉って対抗してくるなど考えられない。

 

だが、大方のロシア人の予想を裏切って、京都人は小室王朝と心中する対応を見せた。正気か?お前ら?

戦争前は支持率の低かった小室朝某も、こと緊急事態に至って予想外のカリスマを見せ、支持率が急上昇中である。攻め込まれた光景も相まって世界中の支持も取り付けた。

 

意味不明である。

 

東京人としては、ここまでくれば、もうわかった、そんなに偽帝と心中したいというのなら引導を渡してやる。世界中の制裁がどうとか関係ない。これは身内の落とし前だ。と思っているところではないか。

 

このあたりが、現在の状況をロシアから見た風景であろう。