学術会議の任命拒否理由は任命された人から探らないと意味がない
基本的には右から左へ承認が慣例なのだろうが、任命拒否はよいとしても、少なくとも理由の説明はあってもよいだろう。
別に本当の理由でなくても、表向きの理由でよいわけで。
ただ、6人の顔ぶれだけを見て、安保だの共謀罪だの言っていてはどこまでいっても拒否理由は見いだせないだろう。
のこり99人もいれば、いくらかはこれまで安保や共謀罪に否定的な意見を述べた人間はいるであろうし、にも関わらずに任命された人物を探し出して、その人物と今回の6人の違いを検証しなければ、真実は見えてこないはずだ。
少なくとも、学問を生業とするなら、それくらいの探究心は持ってもらわないと困る。
単に認められない。学問の自由だ。といっていても始まらず、疑問に思うことがあるならば現状を冷静に分析し、真実を探索するのが学者ではないのか。
6人の共通点を5年以上も前の憶測で並べ立てても必要十分性がないため論拠として乏しく、そんな論文を書いたら考察不十分でリジェクトであろう。
105人も推薦者がいて全員をそんな深く調べたとも思えないし、いくらなんでもそこまで暇ではないはず。~年前に~法に国会で反対した。など、現在の担当者がいちいち調べるはずもなく、105人の中からもれなく該当者を抽出するのは非常に大変であろうから、直近一年くらいのもっと簡単な動向でスクリーニングを掛けた6人であろう。
あるいは、推薦文になにか共通するキーワードがあったのかもしれない。
どちらにせよ、そんなに難しい理由ではなく、いざ聞かれても答えられるが、明かすと本人にダメージが及ぶような理由ではないか。
内閣府の役人に研究の中身を見て選り分けられるわけはないので、おそらくはどこから研究費を受けているか等の単純な理由ではなかろうか。