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女性天皇に反対する人はほとんどいないであろうが、女系天皇に反対する人は多い。
この記事はいまだにこの二つをごっちゃにしているようであるが、いいかげん何とかしてほしい。
天皇陛下の退位を認めるべきではないとの意見は、退位できてしまうと、今後よからぬ勢力に天皇の位をほしいままにされてしまう恐れがあるからであるが、
そこまで理解に至っていないようである。
この記事にしても、象徴天皇や民主主義を最上のものととらえている節があるが、
まったくそんなことはなくて、どれもしょせんは次善の策でしかない。
今の状態というのは、国民が天皇陛下から大権を任されているとするのが適切なのではなかろうか。
徳川家康が天皇陛下から征夷大将軍に任命されて、幕府を開いたように、
戦後の国民は天皇陛下から大権を任されて国会を開いたのだ。
いざ国家危急の時には大政奉還もありうるのだろう。
民主主義が至上だなどという論よりは、そちらのほうがよほどしっくりくる。