御異見番

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ジンギスカンとプラーニン

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いくらなんでも、この「キモノ」と「ジンギスカン」の混同は物書きとして言葉のセンスがなさすぎるのではなかろうか。

 

「キモノ」の件は、登録商標がどうのといった話ではなく、その名をつけるにふさわしくない格式のものに名付けて、「キモノ」の名を落としめるからなのだが、ジンギスカンの由来は知らないけれども、単なるラム焼肉からして別にジンギスカンの名を貶めるために付けたわけではなかろうし、

ラム焼肉にその名がついたところで「ジンギスカン」の名が落ちるとも思わない。

大陸を思わせる料理に、著名な大陸の覇者への畏敬の念を込めて名付けたのではないかと思うのだが、どうなのだろうか。

 

百歩ゆずってこの人がモンゴル人だというのならまだわからないでもないが、そうでも無い上に、神聖な存在なので料理の名前にしてはならないとはどこの文化なのだろうか。

 

確かに、斜め上の国で「テンノウ焼き」なるものがあれば、どう考えてもNGであろうが、「プラーニン」は誰も何も言っていないどころか、友好エピソードとして紹介される。 しかも高貴な料理ですらなく、大衆魚である。

 

料理でなくてよければ、「プリンセス・ミチコ」だとかいくらでもある。

 

一方で、特殊浴場の例やらがあるのは確かなので、結局は物によるとしか言いようがないものであろう。

三者が「ジンギスカン」けしからんと焚きつけるのならば、まずはその由来を述べてから不適切だと主張するのが筋であろう。